共同募金は、「赤い羽根」の募金として広く知られています。
寄付のしるしとして赤い羽根を使うようになったのは、第2回目(1948年)の運動からです。アメリカの募金運動で水鳥の羽根を赤く染めて使っていたことにヒントを得て、日本では、不要になった鶏の羽根を使うようになりました。
今日において赤い羽根は、寄付したことを示す「共同募金」のシンボルとして、また、「たすけあい」、「思いやり」、「しあわせ」のしるしとして、広く知られています。
共同募金運動には、
●10月から12月に実施される赤い羽根共同募金
●12月に実施される歳末たすけあい募金
以上、2つの運動があります。
鹿角市では、鹿角市共同募金委員会が実施主体として募金運動を展開しています。募金運動では、自治会関係者や民生委員などの福祉関係者、学校関係者など、地域の様々な人たちから募金ボランティアとしてご協力いただいています。共同募金運動は、こうした地域の方々のご理解とご支援により成り立っています。
赤い羽根共同募金
『赤い羽根共同募金』は、募金の年度にひとたび鹿角市共同募金委員会から秋田県共同募金会に送られますが、翌年度において県内の市町村社会福祉協議会や福祉施設、ボランティアグループ、NPOなどの各種団体が実施する福祉事業に対して、計画的に配分されます。鹿角市社会福祉協議会では、赤い羽根共同募金からの配分金を、移送サービス事業や地域福祉ネットワーク事業、広報発行事業など各種福祉事業に役立てています。
令和2年度募金実績
| 件数 | 金額 |
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戸別募金 | 8,505 | 4,206,650 |
個人大口募金 | 135 | 154,000 |
法人募金 | 250 | 1,120,140 |
街頭募金 | 0 | 0 |
職域募金 | 58 | 80,686 |
学校募金 | 14 | 92,555 |
個人募金 | 0 | 0 |
その他 | 3 | 28,022 |
預金利息 | 1 | 11 |
合計 | 8,966 | 5,682,064 |
赤い羽根共同募金の使い道
鹿角市社会福祉協議会では、赤い羽根共同募金額に応じた配分金を受けて、下記の福祉活動に活用しています。
事業名 | 配分額 |
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移送サービス事業 | 810,000 |
介護機器無料貸出事業 | 33,152 |
地域福祉ネットワーク事業 | 1,420,000 |
除雪ボランティア事業 | 100,000 |
鹿角市社会福祉大会 | 400,000 |
広報「社会福祉かづの」発行 | 1,160,000 |
福祉教育推進事業 | 60,000 |
居場所づくり事業 | 150,000 |
合計 | 4,133,152 |
歳末たすけあい募金
『歳末たすけあい募金』は、支援の必要な人たちが地域で安心して暮らすことができるよう、歳末の時期に行われるたすけあいの運動です。鹿角市では年末になって、生活に困っている世帯や心身に重度の障がいをお持ちの方、介護負担の重い介護者の方々へ見舞金として贈呈されています。
令和2年度募金実績
| 件数 | 金額 |
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戸別募金 | 8,725 | 1,973,750 |
その他 | 1 | 120,000 |
預金利息 | 1 | 1 |
合計 | 8,727 | 2,093,751 |
歳末たすけあい募金のつかいみち
事業名 | 件数 | 配分額 |
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①被災世帯 | 4 | 40,000 |
②病気や怪我等で世帯の状況が変わり、たすけあいが必要な世帯 | 8 | 80,000 |
③ひとり親世帯 | 7 | 70,000 |
④高齢者世帯 | 60 | 600,000 |
⑤在宅介護者 | 4 | 40,000 |
⑥在宅重度心身障害児・者 | 6 | 60,000 |
⑦その他 | 25 | 250,000 |
配分合計 | 114 | 1,140,000 |
秋田県共同募金会へ送金 | | 953,751 |
合計 | | 2,093,751 |